今回の施工は、屋根瓦がオーソドックスな和瓦ではなく、エスパニカ瓦（以下、S瓦と呼称）と呼ばれる日本の風土に合うように改良されたスペイン瓦が用いられた屋根漆喰の施工となります。

S瓦は、瓦の山の箇所が円錐形になっていることから、瓦の浮き上がりに強く、和瓦と比べてズレにくいという特徴があります。

しかし、S瓦も和瓦と同様に、屋根漆喰によって棟土が雨風で流出しないように保護されており、経年劣化によって漆喰が剥がれ落ちることで、上記写真のように棟土が流出し、空洞ができてしまいます。

S瓦の屋根漆喰は、和瓦の屋根漆喰と同様に施工をされています。しかし、S瓦はズレにくいという特徴を持つ一方で、「動きやすい」という特徴もあるように思います。そのため、瓦の動きの影響で、屋根漆喰は経年劣化と相まって「剥がれ落ち」てしまいやすくなっています。

経年劣化した漆喰はすべて取り除き、棟の先端の瓦（カッポン）の下にできた鳥の巣を取り除いたうえで、漆喰を施工していきます。

今回の施工では、棟の瓦を固定していた釘が多く浮いている箇所があったため、瓦屋根用のステンレス瓦ビスに交換をしていきました。

【２F隅棟】

劣化した隅棟漆喰を取り除いていきます。

S瓦の屋根漆喰は厚く塗ることが重要です。また、S瓦の「動きやすい」という特性があるため、冠瓦を全て外し、細い箇所ができないように施工をする必要があります。

【１F隅棟】

同様に、劣化した隅棟漆喰を取り除いていきます。

劣化した大棟の水平漆喰を取り除いていきます。

【２F隅棟】

隅棟漆喰を塗り直していきます。

NEXTクリエイトは、お客様に必要な施工をご提案・施工をさせていただきます。

【１F隅棟】

同様に、隅棟漆喰を塗り直していきます。

自社職人による施工のため、多くのお客様に安心していただいています。

水平漆喰を塗り直していきます。

屋根修繕はお客様との信頼あっての工事です。小さなお悩みから大きな工事まで、お気軽にご相談ください！